にょじょう 如乗 (1412-1460) 蓮如の叔父。 諱は宣祐。 本願寺7代存如の弟で、 もとは青しょう蓮れん院いんの僧であったが、 越中国井波 (現在の富山県南砺市) の瑞泉寺に住し、 のちに加賀国二俣 (現在の石川県金沢市) に本泉寺を開いた。 兄存如が没すると、 蓮如の異母弟応玄を後継者とする主張に対し、 蓮如による継職を主張し、 これを実現した。