のべがき 延書 御延書・延書本などともいう。 漢文で書かれた聖教しょうぎょうなどを書き下して仮名まじり文にしたもの。 文意の理解を助けるために行われ、 鎌倉時代から見られるようになった。 親鸞は建長6年 (1254) に 「二河白道の譬喩」 を延書にし、 正元元年 (1259) には ¬せんじゃくしゅう¼ の延書を書写している。 また蓮如には ¬報恩講私記¼ ¬嘆徳文¼ の延書がある。