にけんだにゃだいし 尼乾陀若提子 パーリ語ニガンタ・ナータプッタ (Nigaṇṭha Nātaputta) の音訳。 尼健子などともいう。 六師外道の一人。 ジャイナ教の祖。 本名をヴァルダマーナ (Vardhamāna) といい、 大悟してのちは、 マハーヴィーラ (Mahāvīra・偉大な英雄)、 ジナ (Jina・勝者) と尊称される。 ヴェーダの権威を否定し、 多元論的なしゃくじゅ説を説き、 実践論としては現世に苦行を修めることにより来世に福徳を得るといい、 禁戒を守り苦行を実践する苦行主義を教えた。