みょうこうにんでん 妙好人伝 近世から近代にかけて、 妙好人の言行を集めたもの。 農民や商人など一般庶民が多く取り上げられ、 一般民衆における真宗教義の受容や、 本願寺教団の動向などが知られる。 仰誓篇 ¬妙好人伝¼ がその嚆矢で、 僧純篇 ¬妙好人伝¼ 5篇、 象王 (生没年未詳) 編 ¬続妙好人伝¼ などがある。 のちにこれら三部は一部に合わされ ¬妙好人伝¼ 6編12巻としてしばしば刊行され、 単に ¬妙好人伝¼ と言えばこれを指すことも多い。 近代以降も種々の妙好人伝が出版されている。