みょうあんじ 妙安寺 二十四輩の第六成念開基とする寺院。 ❶大谷派の寺院。 茨城県猿島郡境町一ノ谷。 成念がこの地に一寺を建立したことに始まるという。 ❷大谷派の寺院。 茨城県坂東市みむら。 天福元年 (1223)、 成念が一ノ谷からむらに移り、 葛城寺の太子堂を再興して妙安寺と称したことに始まるという。 ❸大谷派の寺院。 群馬県前橋市千代田町。 一ノ谷の妙安寺、 三村の妙安寺と同系の寺院。 天正18年 (1590)、 徳川家康の家臣酒井重忠に招かれて武蔵国川越 (現在の埼玉県川越市) に移り、 さらに慶長6年 (1601) に現在の地に移転した。 翌年、 本願寺東西分派にあたり、 当寺に伝来していた親鸞自刻といわれる親鸞像を東本願寺に真影として寄進した。