むしょとく 無所得 無所有ともいう。 ❶固定的な実体はないということ。 対象を実体として認識しないこと。 主客、 自他を分別しないこと。 ❷執着しゅうじゃくやとらわれの心を離れていること。 これに対し、 差別の相にとらわれることを有所得という。