むりょうじゅじ 無量寿寺 ❶本願寺派の寺院。 茨城県鉾田市鳥栖。 もとは三論宗の寺院であったが、 親鸞が関東在住の頃、 一時滞在しきょうしたことにより、 寺号を無量寿寺と改めて真宗寺院になったという。 その後、 二十四輩の第三順信が相続し、 常陸国鹿島に形成された鹿島門徒の中心となった。 ❷大谷派の寺院。 茨城県鉾田市下富田。 二十四輩の第三順信が隠居所のあった常陸国富田 (現在の茨城県鉾田市) に一寺を建立したことに始まるという。 ❸大谷派の寺院。 愛知県半田市成岩本町。 了善がやなぎどうで親鸞の教化をうけて弟子となり、 尾張国平坂 (現在の愛知県西尾市平坂町) に一寺を建立したことに始まるという。 その後、 現在の地に移転した。