むじょうねはん 無上涅槃 大乗の涅槃をいう。 煩悩が完全に消滅し、 智慧と慈悲が完成し、 自利利他の徳が円満したこのうえないさとりの境地をいう。 「証巻」 には 「つつしんで真実の証を顕さば、 すなはちこれ利他円満の妙位、 無上涅槃の極果なり」 とある。 →証。