むじょうだいり 無上大利 この上なくすぐれた大きな利り益やくのこと。 ¬選せん択じゃく集しゅう¼ には 「なんぞ無上大利の念仏を廃して、 あながちに有上小利の余行を修せんや」、 ¬御文章¼ 4帖目第11通には 「すなはちたのむ衆生を阿弥陀如来のよくしろしめして、 すでに無上大利の功徳をあたへましますなり」 等とある。 →一念大利。