もくけんれん 目犍連 梵語マウドガリヤーヤナ (Maudgalyāyana) の音訳。 摩訶目犍連・大目犍連、 また略して目連ともいう。 釈尊十大弟子の一人。 神通第一と称された。 舎利弗と親交があり、 ともに六師外道の一人である刪闍さんじゃ耶毘羅やびら胝てい子しに従っていたが、 後に釈尊に帰依して仏弟子となった。 王舎城行乞ぎょうこつ中に仏教教団を嫉む執杖しゅうじょうバラモンによって殺害された。 ¬大経¼ の聴衆の一人であり、 また ¬観経¼ では、 釈尊の命をうけて、 王宮深く幽閉されている頻びん婆ば娑しゃ羅ら王のもとに赴き、 八戒を授けた。