みかわもんと 三河門徒 三河国の門徒のこと。 古くは柳堂において親鸞が関東から帰洛の際に教化したと伝え、 その存命中に高田門徒の顕智や専信らが教化していた。 本願寺に蓮如が出るまで高田派が有力であったが、 寛正年間 (1460-1466) 初期に佐々木上宮寺の如光が高田派から蓮如に帰したのに次いで、 勝鬘寺、 本証寺など高田派の有力寺院も本願寺に転じ、 この後、 三河では本願寺が有力となった。 永禄5年 (1562、 一説に永禄6年) には三河一向一揆がおこり、 徳川家康と戦った。 →和田門徒、 三河三箇寺。