みどうしゅう 御堂衆 本願寺において御堂での仏事に従事する僧侶のこと。 5代綽しゃく如にょの頃に見られるようになり、 当初は6人の僧が担当していたことから六人ろくにん共ぐ僧そうともいわれ、 妻子を持たず、 御堂に勤仕し、 教義の是非邪正を取り扱ったという。 鎰取かぎとり役やくや学寮 (学林) の能のう化けは、 御堂衆から派生・分離したものである。 現在の本願寺派本願寺では、 主として声しょう明みょう・読経などの勤式を専門にする讃嘆衆のことをいう。