めいこう 明光 (1286-1353) 了円ともいう。 仏光寺派・興正派の第6代とされる。 六老僧の一。 了海の門弟で、 相模国鎌倉甘縄 (現在の神奈川県鎌倉市) に住した。 のちに中国地方の教きょう化けに努め、 絵系図や光明本尊を用いて成果を上げた。 教学においては存覚の協力を得ており、 建武4年 (延元2・1337)、 ¬顕名鈔¼ の撰述を求めるなどしている。 最宝寺 (神奈川県横須賀市)、 光照寺 (広島県福山市) などの開基とされる。