まつしまぜんじょう 松島善譲 (1806-1886) 本願寺派の学僧。 院号は労謙院。 照雲寺 (大分県中津市) 住職。 内田寛寧とともに性海に師事し、 「教相寛寧・行信禅譲」 と称された。 空華学派の大成者で、 能所不二円融無礙の法体大行を主張した。 天保8年 (1837)、 故郷に私塾、 信昌閤を開いて門弟の育成に努めた。 文久2年 (1862) 勧学。 著書に ¬教行信証敬信記¼ ¬選せん択じゃく集しゅう指し津しん録ろくJなどがある。