まっぽうとうみょうき 末法灯明記◎ 1巻。 伝教大師最澄の著と伝えるが、 現在では後人の作とする説も多い。 仏法と王法とが相依すべきであること、 また、 末法時にはただ無戒名字の比丘のみがあり得るが、 こうした比丘を正法時と同じ戒律で制するべきではなく、 世の真宝福田として尊ぶべきであることなどを説く。