まんぷくじ 万福寺 本願寺派の寺院。 山梨県甲州市勝沼町等々力。 関東七箇寺の一。 杉の御坊という。 親鸞の関東在住の頃、 源誓が親鸞の教きょう化けを受けたことにより真宗寺院となったといわれている。 また、 源誓が真仏の弟子源海の教化を受けたことにより真宗寺院となったとみる説もある。 天正年間 (1573-1592) の兵火により荒廃したが、 のちに復興した。 なお、 慶安2年 (1649)、 門下の一部が東本願寺に属し、 甲斐国栗原 (現在の山梨市下栗原) に等々力万福寺を別立した。