まえだえうん 前田慧雲 (1857-1930) 本願寺派の学僧。 院号は含潤院。 西福寺 (三重県桑名市) 住職。 松島善譲に師事。 明治22年 (1889) に尊王奉仏大同団を結成し、 大内青巒らと破邪顕正運動に参画した。 明治36年 (1903)、 高輪たかなわ仏教大学学長に就いたが、 翌年、 同大学廃止問題に関連して僧籍を剥奪された。 その後、 明治38年 (1905) に復籍し、 勧学に任じられた。 以後、 東洋大学学長、 りゅうこく大学学長などを歴任。 著書に ¬大乗仏教史論¼ ¬本願寺派学事史¼ ¬天台宗綱要¼ などがある。