くうじゃく 空寂 サンスクリット語ヴィヴィクタ (vivikta:静かで淋しいこと) の意訳、 もしくは空と寂静の併称。 そもそも一切の事象は因縁によって生じたものであり、 固定的実体性がなく、 したがって分別ふんべつや執着しゅうじゃくを越えた静寂にして清浄しょうじょうなる在り方こそがその本性であり、 実相であるとされる。