くじょうたけこ 九条武子 (1887-1928) 本願寺派における仏教婦人会活動や女性教育の先駆者。 本願寺21代明如の二女、 夫はじょう良致よしむね法名は鏡照、 院号は厳浄院。 仏教婦人会連合本部長、 東京真宗婦人会長などを歴任し、 また京都高等女学院 (現在の京都女子学園) の設立に尽力した。 関東大震災の際に築地別院 (現在の築地本願寺) に救護所を開設するなど社会事業にも精力的に取り組んだ。 歌人としても知られ、 著書 ¬ゆう¼ の印税は、 その遺志により東京のあそか病院設立に用いられた。 なお本願寺ではその遺徳を偲び、 祥月命日にあたる毎年2月7日に如月きさらぎ勤修ごんしゅされる。