こつげんのいんねん 乞眼の因縁 舎利弗はその前生において六十劫の間、 菩薩行を修めたが、 ある乞人から眼を乞われて、 みずからの一眼をえぐり取り与えたところ、 乞人がこれを地に捨てたので、 世の人を導くことを断念し、 菩薩道から退転したという。 ¬大智度論¼ 巻12にみえる因縁。