きべは 木辺派 真宗木辺派のこと。 本山は錦織寺 (滋賀県野洲市)。 横曽根門徒の流れを汲む慈空が形成した木部門徒に始まる。 慈空が示寂すると存覚の子慈観を5代として迎えた。 明応2年 (1493) 頃、 勝恵が本願寺蓮如に参入して以降、 一時は浄土宗との二宗兼学になるなどして衰えたが、 江戸中期以降、 次第に復興された。 明治になると、 大教院分離運動などで東西本願寺や専修寺としばしば協調し、 明治27年 (1894) には本願寺22代大谷光瑞 (鏡如) の弟を20代木辺孝慈として迎えた。 現在の所属寺院等は約220 (平成22年現在)。