けんう 兼有 (生没年未詳) 親鸞の弟。 日野有範の第三子。 伯父日野範綱の猶子となり、 出家して聖護院の僧となった。 三室戸萱房律師と号したという。 「きょうみょうちょう」 には洛中における親鸞の弟子としてその名が見える。 また、 存覚書写 ¬大経¼ (本願寺派本願寺蔵) の奥書によれば、 父有範のちゅういん中に ¬大経¼ に訓点をつけている。