けいざんしょうきん 瑩山紹瑾 (1268-1325) 鎌倉時代の曹洞宗の僧。 越前国の出身。 13歳のとき永平寺にて懐奘について出家し、 22歳のとき加賀国大乗寺の徹通てっつうかい (1219-1309) に師事した。 元亨元年 (1321) 能登国に総持寺 (のちに神奈川県横浜市に移転) を開いた。 弟子の教育に努めるとともに、 密教を取り入れるなどして世俗との調和をはかって教線を拡大し、 今日の曹洞宗教団の基礎を築いた。 著書に ¬伝光録¼ などがある。