かんがい 函蓋 はこ (函) とふた (蓋) のこと。 二つの事柄が完全に一致することの喩えとして用いられ、 曇鸞は ¬浄土論¼ の 「願生偈」 と浄土三部経の所説とが合致していることを、 ¬論註¼ に 「与仏教相応とは、 たとへば函蓋相称するがごとし」 (行巻引文) と述べている。