かけしょ 掛所 懸所とも書く。 もともとは錫杖しゃくじょうを立て掛けて留まる所という意。 本願寺派では、 江戸時代に置かれた本願寺直轄の寺院をいい、 御坊ともいう。 留守居が置かれ、 本願寺14代寂如の頃からは輪番が派遣されるところもあった。 このほか本願寺直轄の寺院には宗主が形式的に住職を兼帯する兼帯所などがあった。