かぎとりやく 鎰取役 寺社仏閣などにおいて礼拝の対象を納めた厨子などの鍵を管理し、 その開閉を司る役職。 鎰役ともいい、 鍵取役・鍵役とも書く。 本願寺における鎰取役は、 親鸞の真影を納めた厨子の鍵を管理するもので、 もともとは留守るす識しきの職務であったが、 5代綽しゃく如にょの時に寺院としての体制整備が進められる中で役職化し、 下間氏が任じられ、 10代証如の時に一いっ家け衆しゅが就くようになった。