かがみのごえい 鏡御影 親鸞の絵像。 似絵画家である藤原信実の子、 専阿弥陀仏の筆。 親鸞を立ち姿で描き、 その上には覚如筆の讃銘がある。 親鸞の風格をよく伝えるものとして著名である。 親鸞の面貌は鏡に映したかのように繊細に描かれるのに対し、 その着衣は素描風である。 親鸞の寿像といわれるが、 異説もある。 讃銘は 「正信偈」 の文で、 覚如が延慶3年 (1310) に修理した際に現在の文に改めた。 本願寺派本願寺蔵。