さっしゃにけんじきょう 薩遮尼乾子経◎ ¬大薩遮尼乾子所聞経¼ のこと。 10巻。 北魏の菩提流支訳。 文殊菩薩の要請に応じて、 釈尊が発菩提心の十二種勝法などについて説き、 三乗の差別はないとして一乗の義を顕わす。 ついで外道の大薩遮尼乾子が厳ごん熾し王に法を説き、 尼乾子に成仏の記が授けられる。