けごんぎょう 華厳経◎ ¬大方広仏華厳経¼ のこと。 釈尊が成道直後に、 自らさとった正覚である海印三昧一時炳現へいげんの法を明かした経典として伝えられる。 漢訳に三本ある。 ①東晋の仏ぶつ駄だ跋ばつ陀羅だら訳60巻 (旧訳、 六十華厳ともいう)、 ②唐の実叉じつしゃ難なん陀だ訳80巻 (新訳、 八十華厳ともいう)、 ③唐の般若三蔵訳40巻 (四十華厳ともいう。 「入法界品」 の別訳) の三。