だいじっきょう 大集経◎ ¬大方等大集経¼ のこと。 60巻。 ¬大集¼ などともいう。 前26巻と 「日密分」 3巻は北涼の曇無讖訳、 「無尽意品」 4巻は劉宋の智厳・宝雲共訳、 「日蔵分」 12巻、 「月蔵分」 11巻、 「須弥蔵分」 2巻は那連提黎耶舎訳とされ、 隋の僧就が一部としてまとめたもの。 釈尊が十方の仏・菩薩や諸天を集めて大乗の法を説いたもので、 空思想に加えて、 密教的要素が濃い。 また 「月蔵分」 巻10には、 五箇五百年をあげ、 末法のすがたを説く。 「日蔵分」 では諸天の仏法護持、 日月星宿の配置などについて説く。