じゅき 授記;記きを授さずく 梵語ヴィヤーカラナ (vyākaraṇa) の意訳。 和わ伽が羅那らな・婆伽羅那などと音訳する。 また古訳では記別・授決などと意訳する。 仏が修行者に対して、 未来に最高のさとりを得るであろうことを予言、 約束すること。 ¬大経¼ には 「菩薩に記を授け、 等正覚を成らしむ」、 ¬観経¼ には 「諸仏は現前に授記したまふ」 と説かれている。