じょうてんもくろく 浄典目論 1巻。 存覚の著。 康安2年 (正平17・1362) 存覚73歳のとき、 善如の求めによって著されたもの。 浄土教の典籍約60部の名称を列記している。 真宗における初めての聖教目録で、 採録される聖教しょうぎょうは、 曇鸞の ¬論註¼ など中国の典籍から、 親鸞覚如の著、 さらに自著に及ぶ。 古写本に大阪府真宗寺蔵室町初期書写本、 本願寺派本願寺蔵室町末期書写本などがある。