じょうらくじ 常楽寺 本願寺派の寺院。 京都市下京区学林町。 文和2年 (正平8・1353)、 存覚は六条大宮 (現在の京都市下京区) から大谷本願寺に近い東山今小路 (現在の京都市東山区) に坊舎を移した。 この坊舎を常楽台という。 その後、 本願寺とともに各地に移転し、 天正19年 (1591)、 本願寺の京都六条堀川への移転にともない、 寺基を本願寺の傍らに移した。 明治29年 (1896)、 本願寺門前の整備拡張の時に現在の地に移転した。 なお、 近年、 常楽寺所蔵の 「花の御影」 (親鸞の影像) の軸木と親鸞座像の中から、 親鸞の遺骨とされるものが相次いで発見された。