じょうにょ 静如 (1722-1796) 本願寺14代寂如の子、 15代湛如の弟。 諱は光雄、 院号は信行院。 享保17年 (1732) に本徳寺に入寺した。 寛保元年 (1741)、 兄湛如が示寂すると本願寺に戻って寺務を継いだが、 本徳寺以来、 静如に仕えてきた一派の専横を招き、 宗門の運営に支障を来したことや、 静如の行状への批判などもあって、 寛保3年 (1743) に引退し、 法如が継職した。 なお、 歴代宗主に静如は数えない。