じょうじょうきげ 成上起下 上を成立させて下を起こすこと。 曇鸞は、 ¬浄土論¼ にある 「われ修多羅真実功徳相によりて、 願偈総持を説きて仏教と相応せりと (我依修多羅 真実功徳相 説願偈総持 与仏教相応)」 (行巻引文) の偈を 「上を成じて下を起す偈なり(成上起下偈)」 とした。 「上を成じて」 とは、 五念門の中の礼拝讃嘆作願の三門を成立させること、 「下を起す」 とは、 観察かんざつ回向の二門を起こすことをいう。