じょうじつろん 成実論◎ 16巻 (または20巻)。 訶梨かり跋ばつ摩まの著。 後秦の鳩摩羅什訳。 小乗仏教の内容に大乗仏教的な趣旨をおりこんだ仏教概論の書。 全体に問答形式を用いて四諦の意義を説き明かすもの。 成実宗の所依の論。