じくほうご 竺法護 (239-316) 西晋時代の訳経僧。 大月だいげつからの帰化人の末裔で、 敦煌出身。 8歳で出家して、 西域さいいきに出向き多くの仏典を持ち帰り、 敦煌・酒泉・長安洛陽などで訳経に従事した。 訳出経典は150部300巻余りといわれ、 その主なものには、 ¬光讃般若経¼ ¬正法華ほけきょう¼ ¬維摩詰経¼ などがあげられる。 また ¬大経¼ の異訳である ¬仏説無量清浄平等覚経¼ の訳者ともいわれる。