じっけん 実賢 (1490-1523) 蓮如の第二十二子 (第九男)。 諱は兼照。 はじめ母蓮能尼とともに大坂御坊に住した。 永正3年 (1506)、 本願寺9代実如が発した細川政元に味方する出兵要請に、 摂津国河内国門徒が反発し、 実賢の宗主擁立を図ったことから、 本願寺を退出し、 およそ3年間流浪した。 のち近江国堅田の称徳寺 (現在の慈敬寺) に住した。