いずもじは 出雲路派 真宗出雲路派のこと。 本山は毫摂寺 (福井県越前市)。 覚如の弟子乗専が京都の出雲路に一寺を建立したことに始まる。 応仁・文明の乱により京都から越前国に移り一時証誠寺に滞留したが、 蓮如の北陸進出やその後の一向一揆、 織田信長の越前侵攻などに巻き込まれて勢力を削がれていった。 毫摂寺は元禄年間 (1688-1704) に青蓮院の院家となっている。 明治5年 (1872)、 政府の政策により本願寺派に属したが、 明治11年 (1878) に独立した。 所属寺院等は約60 (平成22年現在)。