いちじ 一時 ❶ 「ある時」 という意。 かりに立てられた時間で、 経典には、 説かれた日時を特定せずに 「一時」 と説かれる場合が多い。 実際の時をあらわす迦羅からに対する。 →六事成就。 ❷ 「一刻」 の意。 約二時間。 ¬往生要集¼ には 「あるいは一時を経るあひだ」 とある。