いぎ 威儀 起居動作、 立居振舞。 ❶日常生活の儀則。 仏弟子としての規律にかなったふるまいのこと。 →四威儀。 ❷威厳に満ちた姿のこと。 ¬十住毘婆沙論¼ には 「必定の菩薩、 もし諸仏および諸仏の大功徳・威儀・尊貴を念ずれば、 われこの相あり」 (行巻引文) とある。 ❸袈裟に付けられた平絎ひらぐけの紐のことで、 着用の際に用いる。 本願寺派五条袈裟の場合、 背後から左肩に掛け前で結ぶ威儀を大威儀、 左肘の位置で袈裟の両端を結ぶ威儀を小威儀という。