ほっしょう 法性 梵語ダルマター (dharmatā) の意訳。 法の法たる性という意。 人間の虚こ妄もう分別を超えた存在 (法) の真実なるありよう。 すべての存在の真実常住なる本性。 またすべての存在の本性があらゆる差別の相を超えていることをいう。 真如・実相・法界などの異名として用いられる。 「証巻」 には 「実相はすなはちこれ法性なり。 法性はすなはちこれ真如なり。 真如はすなはちこれ一如なり」 とある。