ほんじょう 本常 (1852-1912) 興正派28代。 27代本寂の子。 諱は沢称、 院号は恭敬心院。 明治10年 (1877) に継職した。 継職前年に行われた本願寺派からの別派独立をうけて、 教団体制の整備に尽力し、 りょうぜん本廟や鹿児島別院、 北海道別院の創立、 円頓えんどん学寮の設置などを行った。 また明治35年 (1902) に火災により本堂御影堂を失ったが、 その再建を果たした。