ほんどう 本堂 一寺の本尊を安置する堂のこと。 本願寺派本願寺においては阿弥陀堂がこれにあたる。 本願寺派寺院の一般的な本堂には、 内陣を中心として左右に余間、 後方に後堂、 前方に外陣が配置され、 それらの周囲には縁があって正面に階段と向拝が設けられている。 礼拝の対象として、 内陣中央のに本尊の阿弥陀如来が安置され、 左脇壇には祖師である親鸞の影像、 右脇壇には蓮如など本願寺歴代の影像、 余間には七高僧と聖徳太子の影像が懸けられている。 内陣は外陣に対して床が高く、 様々な荘厳が施されており、 僧侶が出勤して儀礼を執り行う場である。 それに対し、 門信徒が参拝し聴聞する場である外陣は、 内陣よりも広く造られており、 聞法の道場としての真宗寺院の特色があらわれている。