はっと 法度 掟や法、 禁令のこと。 戦国時代から江戸時代にかけて公権力が定めた法規をいうようになった。 江戸幕府は法度を通して仏教教団の統制を行い、 寛文5年 (1665) に寺院法度を定め、 浄土真宗にもこれが適用された。 学問の奨励、 本末秩序の明確化などが定められている。 また、 宗内で法度を定めた例もあり、 本願寺派では慶安年間 (1648-1652) に13代良如が幕府の方針に則った制誡を発するなどしている。