はっしゅう 八宗 三論・成実・法ほっ相そう・倶舎・華厳・律の南都六宗に、 平安時代に開かれた天台・真言の二宗を加えたもの。 浄土門諸宗が興隆する以前に国家に公認されていた宗で、 これに禅宗を加えて九宗という。 ¬選せん択じゃく集しゅう¼ に 「それ宗の名を立つることは、 本、 華厳・天台等の八宗・九宗にあり」 とある。