はらぐちしんすい 原口針水  (1808-1893) 本願寺派の学僧。 院号は見敬院。 光照寺 (熊本県山鹿市) 住職。 曇龍に師事。 また長崎で宣教師からキリスト教を学び、 慶応4年 (1868) には学林破邪顕正御用係に任じられるなど、 キリスト教対策にあたった。 明治6年 (1873) 勧学。 明治24年 (1891) 大学林 (現在のりゅうこく大学綜理に就いた。 門下から島地黙雷が出ている。 著書に ¬安楽集講録¼ などがある。