はんにゃ 般若 梵語プラジュニャー (prajñā) の音訳。 智慧・慧・黠がち慧え・明と意訳する。 原意は識別・判断・領解の意。 一如をさとる無分別智、 真如をさとる智慧のこと。 初期の仏教以来、 三学の一つに数えられ、 無常・苦・無我を如実に知見するさとりの智慧として重視される。 また大乗仏教においては、 菩薩の実践徳目である六波羅蜜の一つに数えられ、 般若波羅蜜 (完全なる智慧) によって前五の布施等の行が波羅蜜 (完全なもの) として成り立つとされる。