ぐとつ 愚咄 (-1352) 横曽根門徒の流れをうける瓜生うりゅう門徒の中心人物。 きんしょく慈空の兄ともいわれる。 本願寺覚如存覚父子と親しく、 暦応元年 (延元3・1338) には覚如に存覚の義絶を解くように懇願して両者の和解に貢献した。 観応2年 (正平6・1351) に慈空が没すると、 存覚の第七男綱厳 (慈観) を錦織寺に迎えた。 近江国瓜生津 (現在の滋賀県東近江市) の弘誓寺3代。