ごうたんえ 降誕会 仏祖の誕生を祝う仏事のこと。 もとは釈尊の誕生を祝うほう (灌仏会) のことであったが、 後には宗祖の誕生を祝う法会を指すようにもなり、 諸宗で勤められている。 本願寺派では、 親鸞の誕生を祝して 「宗祖降誕会」 を勤修ごんしゅする。 親鸞の誕生日は承安3年4月1日 (西暦1173年5月21日) と伝えられることから、 本願寺派本願寺では毎年5月20日、 21日に行われる。 江戸時代末には日野別院 (現在の日野誕生院) で勤められていたが、 明治7年 (1874) に初めて本願寺で勤められ、 明治20年 (1887) には普通教校 (現在のりゅうこく大学) で行われて、 派内に広く普及した。